ピルは避妊として用いるだけではなく、月経痛や月経周期の改善、ニキビや多毛症改善などの効果もあります。女性にとってはメリットが多いピルとなっていますので、これから詳しくお伝えしていきます。

ピルを服用中の喫煙の危険性

ピルの中でも低用量ピルを継続的に使用することで、ほぼ確実な避妊ができるため、望まない妊娠を避けることができます。
他にも、生理痛の軽減や肌荒れ改善、月経前症候群の症状の緩和など様々なメリットがありますが、ピルには副作用もあります。
副作用としては、悪心や不正性器出血などが起こりますが、2、3周期で減少します。
しかし、喫煙している人は、副作用の危険性が高まります。

ピルを服用中に喫煙すると、血栓症や心筋梗塞にかかる危険性が高まるとされています。
年齢や吸う本数によっても危険性は異なりますが、喫煙している女性がピルを服用した場合に血栓症になるリスクは、非喫煙者に比べて150倍以上あるとされています。
血栓症とは、足の太い静脈の血流が悪くなり、血の塊ができる病気です。
この血の塊である血栓が血流に乗り、血管に詰まることで、心血管障害や脳血管障害などの疾患を引き起こす可能性があります。
年齢が上がることで、血流は悪くなります。
タバコに含まれるニコチンは、血管の収縮を促してしまうため、それだけでも血栓症リスクは高くなります。
特に、35歳以上で1日15本以上喫煙する人は、リスクがさらに高くなるため、ピルの利用が禁じられています。

1日10本以下であれば、問題ないともされていますが、少しでも危険因子は少ないほうが安心して服用することができます。
そのため、喫煙している人がピルを服用したい場合には、基本的には、禁煙することになります。
病気の治療などでピルを使用する場合には、医師に相談する必要があります。
40歳以上の場合は、血栓症のリスクが高くなるため、卵巣機能や肌の美しさを保ちたい場合には、完全に禁煙を目指すことになります。